痩身エステの店長

自分が若造全開のバイト時代。
まだコンビニの数自体があまり多くなかったので、
系列店による客層の奪い合いといった事は無かったが、
そのせいか夜中になると独特な方々がやってくる。

まずはヤンキー。ほどよく気合いの抜けた改造車で乗り付け、
安い買い物をして帰っていく。
少し時刻が進むと警備会社の人が夜食の買い出しに来る。
続いて日付変更線をまたぐと、赤ら顔のサラリーマンだ。
そしてバーのママさんが寄るのは３時すぎ。
そこから夜明け前までは新聞配達のおじさんたちが交代で朝ごはんを買いにくる。
ちなみにあのコピーオヤジは、もっと後の時間帯だ(笑)

こんな来客構成のなか、ヤンキーの行動が面白かった。
痩身エステの店長から、ヤンキーには気をつけるように事前に説明を受けていた。
といっても乱暴をはたらくとかではない。
「カワイイねーキミら。ねー花火行かない？」